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201706/20
教育について思うこと 言葉がわからない・通じないもどかしさ

今日は手話教室に行ってきました。毎週火曜日の午前中に行われます。福祉協議会の主催なので無料なのですが、年間40回を超えて教室が開かれ、5年間の学習の後、手話通訳者を目指すという広大な計画の元に行なわれています。

熱心に教えていただいているものの、一週間に一度の学習では、次々忘れてしまっています。ほんとにモノになるのかなと不安な気持ちもよぎります。

 

それでも、4月から2ヶ月半を過ぎ、単語だけではなくて、いくつかの言葉を組み合わせて表現できるようにはなってきました。幼児並みの会話ですけどね。

もっとこんなことも伝えたいという思いがあっても、技術がないのは残念です。もどかしいなと思います。

それに、先生が示す手話を読み取れないときもあります。仲間が笑っているのに合わせて笑っている自分が、たまにいます。これって、子どもも同じ心境になるんだろうなと思います。

 

耳からの情報が入りにくいのは、聾者だけではありません。音が聞こえているからといって、わかっているとは限らないのです。

子どもたちに話をするときには、彼らが話の中身を聞き取り、なおかつ意図するところを理解できているのかを、話し手が把握しなければなりません。そうしなければ、学ぶチャンスを逃してしまうことになりかねないからです。

五感を働かせて子どもたちを観察する力を培うのには、時間がかかるものです。また、理解してもらえるような話し方を身につけるのにも、経験を重ねる必要があります。

そうであっても諦めることなく、子どもたちとの信頼関係を築くために、努力を続けていきたいと思います。

 

 

 

 

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